指名広告とは
リスティング広告はインターネットで検索をしているユーザーに対して打ち出すテキスト形式広告だが、大きく分けると「指名広告」と「未指名広告」に分けられます。
「指名広告」とは広告出稿主の宣伝したい商品やサービス、企業名やブランド名を固有名詞で検索することを示します。私が●▲◆商会という会社で●▲■食品を周知したい場合、「●▲■商会」「●▲■食品」という名前で検索をした人に対して、広告を出すのである。
反対に「未指名広告」は固有名詞ではなく、商品カテゴリーや抽象的なメッセージで検索をしている方に広告を表示するというものです。私が●▲■薬品でダイエットサプリメント●▲■を販売している場合、「ダイエット サプリ」や「やせる サプリ」「痩せる 方法」等、直接的に商品名を指していないキーワードで検索した際に広告を掲載するものです。
指名キーワード広告ってどうなの?
お客様より指名広告の必要性について聞かれることがあります。もともと指名してきているのにわざわざ広告出す必要ってあるの?答えは場合によりますが、広告代理店に騙されないようにしてください。というのも費用対効果を示すCPAは指名広告を混ぜることで、低く抑えることができるようになります。
当然ですよね?もともと固有名詞で検索して言える方に広告を出しているわけですから。CPAを低く抑えることが広告代理店には求められている為、指名広告の比率を可能な限り引き上げるのです。やはり低いCPAの方がお客さんに評価されますので。
では、逆に必要なケースってどんな場合なのでしょうか?それは、固有名詞で検索しても自社サイトが1番上に出てこない場合です。SEOの結果として、純粋に2位以下になっていることもありますが、固有名詞で検索した際に、異なる企業が広告を出してるケースもあります。
あと、業種別で行けば旅行業などは使うことも多いと聞いています。旅行業は特徴的な部分があり、「じゃらん」「楽天トラベル」のパワーが強いということがあげられます。固有名詞で検索をしても「じゃらん」「楽天トラベル」が出稿主の固有名詞でキーワードを購入している場合があるのです。それはそれでいいんじゃない?と思われるかもしれませんが、違います。観光業の場合は、「じゃらん」「楽天トラベル」で予約をすると10%~20%のマージンが支払われるため、ホテル・旅館からすると粗利が減るわけです。自社サイトで予約してほしいわけです。
業界的な特徴などを勘案した際には指名広告が必要になる場合もあるということです。